馬刺しの名前は有名ですが、実際に馬刺しを日常的に召し上がる方は少ないと言えます。しかし、馬肉には馬刺し以外にも多くの魅力的な食べ方が存在します。特に、刺身として提供される高品質な馬肉を「焼く」という食べ方は、まだ広く知られていません。実際のところ、馬肉を焼くと何かリスクやデメリットでもあるのでしょうか。
□馬肉を焼くという食べ方
1.馬肉といえば馬刺し
馬肉として有名な料理といえば馬刺しです。
新鮮な馬刺しは、冷凍された状態で提供されることが多いため、適切な解凍方法が美味しさを左右します。氷水解凍がおすすめです。
また、一般的な食べ方としては、専用の甘口醤油や、ニンニク、生姜、ネギなどの薬味を添えて食べるのが定番です。地域によっては、独自のタレで楽しむ文化もあります。
馬刺し以外の有名な料理も、そのほとんどは生で食べる食べ方ばかりではないでしょうか。
2.馬肉を焼く
馬肉にはにおいが強い、という勘違いがあります。
厳密には勘違いというわけでもないのですが、これは正しい処理がされていない馬肉の話。
正しく処理された馬肉は癖がなく、焼いてよし、煮てよし、生食してもよしの万能な食材です。
焼いて食べる場合も、馬刺しと同様に、醤油ベースの甘辛いタレや、塩コショウとレモン、ワサビ醤油などでシンプルに味わうのがおすすめです。
レアの焼き加減で食べる、馬肉の表面を炙りタタキとして食べるなど、部位によっては工夫して食べましょう。
□馬刺しが余ったから焼くのはあり?
*馬刺しが余ったら焼くのもあり
馬肉は脂にも強い旨味があり、魚の脂のようにあっさりしています。
更に馬刺しは生食される想定で届けられるため、鮮度管理を徹底され安全性も高いです。
魚の刺身でもしばしば言われることですが、生食ができる馬刺しを焼いて食べるのは加熱用の肉を使うより安心して食べられる利点があるとも言えます。
馬刺しが余った場合以外でも、味変や食べ比べを目的として焼いてみるのも良いかもしれません。
*馬刺しを焼くポイント
火を通しすぎないように注意しましょう。
馬は脂身が少なく、先ほども述べたように硬くなりやすい食材です。
馬刺し用のものは薄くスライスされているものも多く、そうなれば火の通りやすさは更に上がります。
炙るつもりではなくとも、じっくりと火を通すくらいで丁度良いのかもしれません。
余熱で火が通る点を考えると、しっかりと中まで火が通るより先に火を止めてしまった方が馬肉を美味しく召し上がれるでしょう。
□まとめ
馬刺しを焼いてみると、生肉とは違う食感や味にまた違った印象を抱くかもしれません。
馬刺しを食べて馬肉に興味が湧いたら、馬肉を焼いた料理や煮込んだ料理など、さまざまな調理方法を試してみてください。
馬刺しよりもお気に入りの食べ方が見つかるかもしれません。