馬刺しやほかのお肉の栄養成分はどんなもの?

馬肉の栄養素表

「馬刺しはカロリーが少ない」
「馬刺しはダイエットに向いている」
このような言葉を聞いたことのある方は多いでしょう。

しかし、具体的になぜ、どんな風にダイエットに向いていて体に良いのかはいまいち分からない方も多いはず。
何故なのか、馬刺しの具体的な栄養成分から見てみましょう。

□馬刺しの栄養成分はどんなもの?

ここでは、馬刺しの栄養成分についてご紹介します。

肉の栄養素として真っ先に思い付くものと言えば、タンパク質です。
馬刺しに含まれるタンパク質は100グラムあたり約20グラムであり、実に5分の1の割合ほど含まれています。
牛肉に含まれるタンパク質約17グラムと比較すれば、その差は歴然です。

ビタミン類の含有量を見てみても、馬肉は牛肉に比べて約20倍、豚肉と比べても約3倍もあります。
馬刺しに多く含まれているビタミンとして、「赤いビタミン」と呼ばれる赤血球を生み出すビタミンB12があります。
そのほか、ビタミンB1やビタミンA、ビタミンEも多く含まれているため、ビタミン補給の観点からも、馬刺しは大変優れています。

また、あまりお肉に含まれているイメージのないカルシウムも、馬肉100グラムあたりに11ミリグラムも含まれています。
先ほどのタンパク質と比べれば少なく感じてしまうかもしれませんが、これも牛肉や豚肉と比べれば含有量は約3倍であり、決して少ない数字ではありません。

他にも、馬刺しは鉄分やグリコーゲンなど多くの栄養素を持っています。

□馬刺し以外のお肉の栄養成分はどんなもの?

*お肉の栄養成分

お肉の栄養成分を語る上でまず欠かせないのが動物性タンパク質です。

五大栄養素の一つに数えられるタンパク質は皮膚や骨、筋肉など体を作るために重要な働きをする栄養です。
タンパク質にも種類があり、そのうちの一つである動物性タンパク質には人間の体内で生成できない必須アミノ酸が含まれています。
そのため、お肉のタンパク質は人間にとって重要な栄養源と言われています。

*牛肉の栄養成分

牛肉は9種類の必須アミノ酸をすべて含んでおり、一つの食材で全てを摂取できる効率の良さがあります。

また、牛肉に含まれるビタミンは疲労回復や貧血対策が期待できます。
他にも、必須アミノ酸の一つのトリプトファンは幸福を感じやすくなるホルモンの分泌してくれて、多くのメリットを体にもたらしてくれます。

*豚肉の栄養成分

豚肉はタンパク質以外にも人間の体に必要な数多くの栄養成分を取り揃えており、バランスの良さで言えば牛肉を凌ぎます。
長寿の方に豚肉を多く食べている方が多い傾向も認められています。

□まとめ

馬刺しの栄養成分には珍しいものや不思議なものが入っているわけではありません。

しかし、馬刺しよりよく食べるお肉である牛や豚などと比べると、体に良いとされる食材であることも確かです。
その理由はご紹介したような栄養成分の豊富さであり、馬刺しの魅力の一つである、健康的な食材であることです。